5月17日にボルボが後ろ向きの新しいチャイルドシートを発表しました。後ろ向き自体は新しくないですが、後ろ向きを4歳まで推奨しているところが、今までと違います。
後ろ向きを推奨する主な理由は
ボルボは『2020年までに新しいボルボ車での死者や重傷者をゼロに』するためには、15ヶ月・体重13kg以上でも、頸椎の障害を負わないために後ろ向きに座らせた方が良い、という考えなのだと思います。
「後ろ向きは体重9kgまで」という以前の基準で書かれていますが、All Aboutに基本的な考え方が書かれた記事があり、分かりやすかったのでご参考にリンクしておきます。All About チャイルドシート Q&A
安全基準も年を追って改訂されていきますので、家族の安全のためには確認しておきたいですね。
「ボルボの新しい後ろ向きチャイルドシートは、お子様には高い快適性を提供し、ご両親にはお子様を長時間後ろ向きに座らせ続けることへの抵抗感を減らします。これはチャイルドセーフティ全般に良い影響を与えると同時に、『2020年までに新しいボルボ車での死者や重傷者をゼロに』という理念「Vision2020」の実現に貢献します。」とロッタ・ヤコブソン博士は説明しています。これには前段があって、ヨーロッパでは新しいチャイルドシートの法規(ECE R129)が導入されていて、やはり後ろ向きでの着座が、以前の生後「およそ9ヶ月」から15ヶ月に変更されています。また、側面衝突に対する性能向上も織り込まれています。
今回発売されるチャイルドシートは、さまざまな年齢・体格のお子様に対応した設計になっています。
•新生児用シート :後ろ向き(体重13kg以下、または生後9カ月まで)
•チャイルドシート :後ろ向き(生後9カ月から6歳まで。3~4歳までは使用を推奨)
•ブースターシート :前向き(後ろ向きシートには大きすぎる3~10歳向け)
ボルボは今後も、子どもたちが後ろ向きチャイルドシートに座ることの大切さを強く主張し続けていきます。
画像引用:マキシコシ 安全性のページ
後ろ向きを推奨する主な理由は
- 統計的に前面からの衝突事故のほうが重大障害につながるケースが多い
- 生後15ヶ月ぐらいまでの子どもは身体のバランス的に頭が重く、前向き着座では衝突時に頭を支えきれない
ボルボは『2020年までに新しいボルボ車での死者や重傷者をゼロに』するためには、15ヶ月・体重13kg以上でも、頸椎の障害を負わないために後ろ向きに座らせた方が良い、という考えなのだと思います。
「後ろ向きは体重9kgまで」という以前の基準で書かれていますが、All Aboutに基本的な考え方が書かれた記事があり、分かりやすかったのでご参考にリンクしておきます。All About チャイルドシート Q&A
安全基準も年を追って改訂されていきますので、家族の安全のためには確認しておきたいですね。
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