16gt_exterior
先週末、町中で日産ジュークの2トーンカラーのクルマを見かけました。あまり見かけないカラーリングだったので、調べて見たら去年の11月に発売された特別仕様車だったようです。

ジュークの外形デザインはあまり好きじゃ無いのですが、このカラーリングはセンス良くまとまっていて目を引きました。格好良いな、と思ったぐらい。カラーリングで結構変わるものですね。

さて、そんな2トーンカラーですが、最近、小型車で流行ってます。スズキ スイフトとか
style_CH3
同じくスズキのハスラー、
hasular
ダイハツ キャスト、
cast_2tone
輸入車ではルノー キャプチャーなどなど。
captur_top_img_gallery01
日本で流行る前から、ヨーロッパでは小型車を中心にやっぱり流行っていて、トヨタもヴィッツ(現地名ヤリス)で2トーンカラーを出してたりします。日本では設定有りません。
Toyota-Yaris-Bi-Tone-2
ダイハツは軽自動車のミラ ココアでインパネ(ダッシュボード)でも2トーンカラーを出していて、注文時に自由に選べるようです。こういうのも楽しくて良いですよね。
01_03

クルマのファストファッション化


最近の2トーンカラーのクルマを紹介してきましたが、この動きって私は「クルマのファストファッション化」ではないかと思ってます。

通常の単色カラーによる新色ではなかなか新しさを出せなくなってきて、商品力の差別化ができないクルマのコモディティ化が進んできた。なので「カラーの組み合わせ」で見た目の新しさを出すと同時に、人とちょっと違うファッション性をクルマに持たせることで「特別感」を演出する、というような。

ベーシックなユニクロやGAPではつまらないから、ちょっとファッション性や遊び心のあるH&MやZARAを選ぶような、と言う意味でファストファッションに近いかと。新しい色の組み合わせを特別仕様車で出しやすいという意味でも、近いですね。

クラウドファンディング形式でカスタマーイン化が進む


この2トーンカラーの採用はさらに広まると思いますが、私はミラ ココアが採用しているような内装のカラーを選べるような仕組みが違う形で広まるのではないかと考えてます。違う形と言うのは、インターネット上で始まっているクラウドファンディングの仕組みを採用して「ある一定数の顧客の注文が集まれば、特別カラーを生産する」という形です。

現在のクルマのカラーはプロダクトアウト、メーカーが考えた色が商品化されますが、それを逆転してカスタマーイン、顧客が欲しい色をインターネット上で受注を募り、規定数集まったら生産する、というビジネスモデル。

私は以前、「クラウドファンディング形式でカスタマイズ用内装部品を販売する」という事業計画書を書いたことがあるのですが、 潜在顧客のアンケート調査をしたところ、幅広い顧客層からポジティブな回答があって内装部品の色を変えることに「意外とニーズがあるんだな」と感じました。

皆さんがスマホのカバーを自由に変えられるように、顧客ニーズがあればフレキシブルにクルマの内外装部品が販売される。そんな風になれば、クルマももっと楽しくなると思ってます。


読者の皆さんからの反応は書き続ける励みになります。記事が面白かったら、是非ランキングクリック(下記バナー)や「いいね!」をお願いします!
人気ブログランキング