先週末、家族で静岡県富士宮市に出かけました。そう、B級グルメの富士宮焼きそばで有名ですよね。当然、富士宮焼きそばも食べたのですが、話題は焼きそばではありません。
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富士宮市で走っている時に所用でコンビニに入ったところ、そのすぐ近くに見慣れない交差点がありました。よく見ると環状交差点、ヨーロッパではラウンドアバウトと言われる交差点です。

2014年に法制化されたラウンドアバウト

皆さん、ラウンドアバウトという交差点を知ってますか?2013年から国土交通省で議論が始まり、2014年に道路交通法が改正され、環状交差点という名前で導入されました。
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リンク:国土交通省 ラウンドアバウト検討会

ラウンドアバウトのメリデメ

ラウンドアバウトですが、利用する人のメリットは
  • 進入する際に、一時停止しなくても良い(クルマが居なければ)
  • 空いていれば、いつでも進入できる
  • 安全確認が一方向(合流確認)のみで安全
というところ。設置する行政のメリットは
  • 信号が無いので、電気代がかからない
  • 電気設備が少ないので、メンテが少ない
  • 確実に減速させることができ、事故の抑制効果がある
ことですね。逆にデメリットは、
  • 単なる十字の交差点より、広い土地が必要になる。
  • 一方向の出口が渋滞すると、交差点全体がクルマで埋まる。(全方向が麻痺する)
ことですね。ヨーロッパに住んでいる時、週末のスーパー近くなので、全方向が麻痺しているラウンドアバウトに良く遭遇しました。それらを考慮すると、渋滞の起こりにくい住宅街の中の道路や、郊外の道路などで活用すべきだと思います。

ラウンドアバウトは一時停止不要なのが良い

ラウンドアバウトに慣れると「信号よりこっちのほうが絶対良い!」と思います。なぜなら、クルマ、歩行者が居なければ一時停止しなくて良いからです。
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 道路のペイントや標識も「止まれ」でなく、「ゆずれ」になっています。安全を確保するためには「止まる」ことを強制する必要は無いので、合理的です。 

私は静岡県に住んでいますが、地方部には交通量が少ないのに無駄に停止させられる交差点が多くて、いらつきます。夜、信号に引っかかったのに交差する道路は誰も通ってないとか、時間の無駄、エネルギーの無駄でしかでないですよね。

そういう交差点にラウンドアバウトはぴったりです。早く日本にも広まって欲しいですね。


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