クルマの行く末

エンジニア秀がクルマ業界動向や技術、スタイリング、マーケティングなどを分析とともに書いていくブログ

タグ:トヨタ


出張で使ってみたが、画面は良い感じ

先日 、トヨタから無料のスマホナビ「TCスマホナビ」がリリースされたことをお伝えしましたが、早速ダウンロードして使ってみました。画面写真をベースに簡単なレビューを書いてみます。

トップの画像は、新東名高速道路を走っているところですが、地図画面と高速ICが左右に表示されて、見慣れたナビ画面で違和感ありません。サービスエリアに入っているお店のアイコンも表示されているので、コンビニに寄りたい時もどこで寄れば良いか分かります。

もちろん、インターチェンジの出口車線も画面に表示されますので、ETC専用レーンも迷わずに済みます。

3D感はほとんど無い。

画面左上に「2D」「3D」切り替えボタンがあるので、切り替えてみた画像が下の画像。

右が3D画面なのですが、バードビューの傾斜があまりついてないので、あまり3D感が無いです。。。これなら3D要らないかも?という感じ。どちらも場合でも、画面は移動に合わせてスムーズにスクロールしてました。あ、ちなみにスマホの機種はiPhone6Sです。

IMG_4599 IMG_4598

高速モードはシンプル過ぎ

高速道路モードに切り替えると、「あれ?」というぐらいに情報が無くなります。高速道路なのに、横に出ている距離スケールが500m単位なのは短い印象ですね。

到着予想は超どんぶり計算

そして画面左の「到着予想」を見て下さい。62km先の目的地への到着は12時。最上部表示の時刻はほぼ11時。

高速道路を走っているのに時速60km? あれ、渋滞しているのか?と思って調べてみても、道路上渋滞している箇所は無し。

帰路でも確かめてみましたが、なんと一般道も高速道路も時速60kmで計算しているようなのです。帰り道、200kmちょっとを高速道路で検索すると、3時間超。。。うーん、それはどんぶり計算すぎるでしょう。

設定画面にも、一般道路、高速道路の巡航速度を入力するところは無し。(システム設定の中にも無し)

さすがにこれはアップデートで修正してもらいたいですねー。

目的地検索が場合により使えず

使い方によっては致命的なのがこれ。目的地が、検索で出てこないことが多いです。例えば、「トヨタ自動車 本社」を全国で検索しても、愛知県で検索しても出てこないです。ディズニーランドや、ユニバーサルスタジオは出てきました。何が検索でヒットするかが分からない。

場所を覚えていて、TCスマホナビの中で地図から探せる場合は問題ないですが、場所を知らない場合はGoogleマップやiPhone地図で住所を調べる必要があるので2度手間。そこまでして、このAppを使いたいかは微妙ですね。

と言うわけで、まだ発展途上

そんな風に、まだ万人に勧められるという出来では無かったです。

でも、スマホアプリなので細々アップデートで修正されると思うので、それを期待してアップデート待ちましょう~。

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getaround

トヨタがカーシェアで提携した会社は若いスタートアップ

11月1日トヨタが発表したコネクテッド戦略の中で、スマホとクルマをつなぐスマートキーボックス(SKB)を用いたカーシェアの実証プログラムを、アメリカのカーシェア事業者であるGetaround社と行うと発表しました。
今回トヨタはMSPFの一機能として、カーシェアにおいて安全かつ安心なドアロックの開閉やエンジン始動を実現する為のデバイス、スマートキーボックス(SKB)を開発。この実証プログラムを、米国で個人間カーシェアビジネスを手がけるベンチャー企業「Getaround」社と共同で、カリフォルニア州サンフランシスコを皮切りに、来年1月より開始する。実証プログラムで活用するMSPF内の機能の開発、運営は米国におけるトヨタのコネクティッド領域の研究開発会社、Toyota Connected, Inc.(以下、TC)が行う予定。また、今回の協業に際し、本年10月には未来創生ファンドからGetaround社へ戦略的出資を実施している。
 このGetaround社ですが、2009年に設立され、2011年のTechCrunch主催のStartup Battlefield で優勝し、2013年にサービスインしているそうです。つまり、サービス開始から3年しか経っていないスタートアップ企業。

しかも2009年に22歳の大学生の女性が発案したビジネスモデルを、そのアイデアに賛同した友人と、ひたむきな実行力で形にしたという会社です。

ちなみにGetaroundのホームページトップ(上記写真)には、「クルマをシェアして、年1万ドル(約100万円)を得よう」と単刀直入なメッセージが書かれています。

その会社を興す経緯は下記のブログに細かく説明されてましたので、是非読んでみて下さい。自動車保険に関して、保険会社に断られ続けた後の、彼らのブレークスルーのやり方が凄いです。
外部リンク:BOLOGOS 2013/4/10
実行力が半端じゃないカーシェアリングサービス「Getaround」
この若い企業に、トヨタは傘下に抱える未来創世ファンドを通じて、推定10億円を投資したと報じられています。このような若い企業にトヨタが出資して事業提携する、なんて時代が変わったような気がします。

日本の大企業って、なんでも自前主義というか自分たちだけで何とかしようとするところがあるのですが、トヨタがこのような若い企業と組むというは、そんな文化が変わりつつあるんでしょうね。

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以前も北米トヨタのクルマが格好良いという記事を書きましたが、(過去記事:Scionブランドの終了)今回はヨーロッパも加えて、日本で売っていないトヨタ車を紹介します。

北米、オーストラリア向けのハイランダー(以前日本ではクルーガーVという名前で売られていました)、マイナーチェンジされ、やっぱりクールに格好良くなりました。
Toyota-Highlander-2017-800-01
こちらはヨーロッパで売っているハイラックス。ハイランダーと顔が似てますね。
Toyota-HiLux-2016-800-05
こちらは東ヨーロッパで売られてるカローラセダン、近く販売されるマイナーチェンジです。ヨーロッパトヨタの乗用車は目が細い尖った表情になってきています。
Toyota-Corolla_EU-Version-2017-800-02
ワゴンが逆輸入されて日本でも売られているアヴェンシス。
Toyota-Avensis-2016-1600-01
このオーリスは日本生産・国内販売されてますので、おなじみですね。ヨーロッパではアヴェンシスと同じイギリスで生産されています。イギリスのEU離脱で影響が出るかも?
Toyota-Auris-2016-800-03
こちらは日本では旧型が継続販売されているRAV4。北米、ヨーロッパ向けだけ2013年にフルモデルチェンジされて、昨年マイナーチェンジされました。これも目が細いヨーロッパトヨタ顔になってます。
Toyota-RAV4_Hybrid_EU-Version-2016-800-03
そして、今日!トヨタから年末販売が公式発表されたトヨタCH-R! トヨタの新世代プラットフォームTNGAを採用した、走りが売りのコンパクトSUVです。RAV4と並べるととてもよく似た兄弟車、ですね。
Toyota-C-HR-2017-800-02
これはAygo(アイゴ)と言って、日本におけるトヨタ・パッソクラスの小型車。なかなかクールでポップなスタイリングをしてます。ベルギー人にも「クールだ!」と人気でしたよ。
Toyota-Aygo-2015-800-01
そして、ヴィッツです。ヨーロッパ名はYaris(ヤリス)。これは日本でも同じ顔ですねー。
Toyota-Yaris-2015-800-03
番外編で、これは商用車のトヨタ・プロエース。プジョーの商用車のフロントマスクをトヨタ向けに変えて売っています。これも似たテイストの顔になってますね。ラジエターグリル外枠が、バンパの下に吹き抜けているところとかが、ヴィッツと似ています。狙って合わせてるのでしょうね。
Toyota-ProAce_Verso-2016-800-01

いかがだったでしょうか。

無いものねだりかも知れませんが、日本で現在売っているトヨタ車よりも、クールでスタイリッシュと思いませんか?自分は昔クルーガーVに乗っていたというのもありますが、最新のハイランダーが格好良くて乗りたいなーと思います。

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api-rating-image
皆さん、危険なクルマには当然乗りたくないと思われるでしょうが、でも逆に安全なクルマって何と聞かれても答えるのは難しいのではないでしょうか。

自分が新車を購入する時にいつも気にしている項目を3つ挙げておきますので、参考にされてはどうでしょうか。

1つめ:予防安全装備がついている

img_brake02
画像引用:スバル アイサイト技術紹介ページ
まあ、これは最近各社とも採用している緊急自動ブレーキなどの装備のことで、多く宣伝されているので、皆さん知っていることでしょう。代表的なものでは、スバルのアイサイト、トヨタのToyota Safety Senseという技術です。

でも、色んなクルマを同じ基準で比較するのはカタログベースでは難しいので、国土交通省がまとめている「予防安全性能アセスメント」を見るのが参考になるかと思います。各社の性能が、同じ基準で一覧表示されているので、比較しやすいかと思います。

国土交通省 自動車アセスメントのページ http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/02assessment/yobou_h27/index.html
平成27年度版 予防安全性能アセスメント PDF版(2016年3月発行)
http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/02assessment/yobou_h27/data/pamphlet_yobou_h27.pdf

ちなみにスバルは、アイサイト搭載車は非搭載車に比べ、事故割合が全体で61%、追突事故は84%減ったと公式発表しています。それぐらい大きな効果があるんですねー。

スバル公式リリース(2016年1月26日) アイサイト搭載車の事故件数調査結果について 

2つめ:北米・ヨーロッパ向け輸出仕様がある

2つめは、北米やヨーロッパ向けの輸出仕様が、そのクルマにあることです。

なぜか?

それは、日本には存在しない衝突安全性能が北米やヨーロッパには存在し、輸出しているクルマは当然その基準に適合しているからです。逆に言えば、日本国内でだけしか売られていないクルマは、たいてい日本国内の基準だけにしか適合していません。

そして悲しいことに、日本は衝突安全基準という面では出遅れているというか、常に後追いです。

例えば、北米で2012年に始まったスモールオーバーラップ試験(下記の図参照)。何がスモールかというと、正面衝突では無く、ぶつかる対象とクルマがずれたオフセット衝突において、ぶつかるバリアが従来の40%に比べ、スモール(25%)ということです。これは深刻な自動車事故の衝突モードを再現したものです。
SOL
するとどうなるかと言うと、40%のバリアにぶつかるように設計していたボディー骨格が、25%のバリアになってしまうと空振りしてしまって、全然衝撃吸収ができないという状態になりました。2012年にこの試験が始まると、高級車、普及車問わず「Poor」という最低ランクの評価が続出しました。

2016年の現在では、多くのクルマが対策されて「Good」評価になっています。下記は2015年式トヨタRAV4(北米仕様)の試験動画。2013年式は「Poor」評価でしたが、改良により2015年式は「Good」評価です。クルマとしての総合評価も最高ランクの「Top Safety Pick+」となっています。
そして、以前取り上げた横転時に自車がつぶれない為のルーフ強度という試験もあります。

さらに北米では今度「オブリーク衝突」(高速斜め衝突:下記の図参照)という衝突試験が2019年に導入されるということで、自動車業界は次なる基準に向けて大騒動です。90km/hという高速でぶつけることで、また新しい車両構造を採用しなければいけません。2018年頃からまたクルマのボディーが変わってくるでしょう。
oblique

ヨーロッパではポール側突というモードがあります。スピンやスリップしたクルマの側面に電柱やガードレールがぶつかるモードで、クルマを模擬したバリアと違って、ぶつかる幅が狭いのでクルマの変形(ダメージ)が大きくなるのが特徴です。

下記はスバル・レヴォーグの試験動画。1:39ぐらいからポール側突の動画になります。ちなみにレヴォーグは2016年の基準で、クルマとして最高ランクの5つ星(★★★★★)評価を受けています。
このように、北米とヨーロッパの衝突安全基準は色々日本とは違っている(厳しくなっている)というのが実情です。

3つめ:新しいプラットフォームであること

上記に挙げた北米スモールオーバーラップ試験の自動車業界への影響は大きく、衝突安全性能を引き上げるため、世界の自動車メーカー各社はプラットフォーム(車体構造の土台)をここ数年で新しくしてきています。

古いプラットフォームを応急処置してとりあえず性能を確保しても、クルマが重くなってしまい燃費性能に悪影響がでてしまいます。そうならない為には、クルマの構造を骨格から見直す=プラットフォームを新しくするという必要が出てきたためです。

日本国内だけで売っているクルマには、古いプラットフォームでいつまでも作っているゾンビの様な商品も有りますが、それらは新しい世界レベルの衝突安全基準には対応していません。

まとめ

このように自分なりの3つの条件を挙げてみましたが、いかがだったでしょうか。

ちなみに一つ加えて言っておきたいのですが、これらに適合しないクルマは危険だと言っているわけではありません。最高レベルの安全性能を見極めるには、欲しい車の安全性能を確認するにはこういう見方があるよ、というように捉えて頂きたいと思います。

皆さんの参考になれば嬉しいですね。


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BMW-Z4-sDrive35is-E89-LCI-Valencia-Orange-01-1024x684
Autoblogによると、BMWのオープンスポーツカーZ4の生産が8月22日に終了したそうです。

BMWとトヨタは2013年1月に技術提携を正式発表しており、その中に
 2. スポーツカー
 両社は、ミッドサイズのスポーツカーに搭載する共通のプラットフォームのコンセプトを決定するためのフィージビリティ・スタディを開始することで合意。お客様によりご満足いただけるよう、両社の技術と知見を高いレベルで融合していく。同フィージビリティ・スタディは、本年中に完了する予定。その後、両社は、スポーツカーの共同開発に向けた将来の更なる協力について検討していく。
と書かれています。今年Z4の生産が終了するなら、後継の「Z5」は既に開発されているでしょうから、近く発表されるでしょう。今月末のパリモーターショーか???

そして上記のFeasibility studyが2013年内に終わって「Go」が出ていれば、そのトヨタ版スポーツカーも同時並行で開発されているでしょうから、近く出てきそうな気がします!

さあ、どうなるか楽しみですね-。

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