クルマの行く末

エンジニア秀がクルマ業界動向や技術、スタイリング、マーケティングなどを分析とともに書いていくブログ

タグ:ボルボ

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ボルボは駐車中にサービスを受けられる市場実験を実施中

最近、ボルボの話題ばかりですが、今回もボルボです(^^;

10月のパリモーターショーの発表から「Smartが宅配便受け取りボックスになるらしい!」という記事を以前書きましたが、ボルボが同じ取り組みの実証実験を既に始めているそうです。
スウェーデン第二の都市、イエーテボリ。乗用車大手ボルボ・カーの本社があるこの街で、面白い体験をした。ボルボの担当者がスマホを使ってEC(電子商取引)サイトから日用品を購入。そのままボルボ車に乗ってしばらく待っていると、配達員が我々の乗るクルマのトランクを勝手に開け、注文した荷物をそこに置いて何も言わずに立ち去ったのだ。
引用:日経ビジネス 2016/11/24
この事例は、荷物の配送業者との提携ですが、下記の記事は燃料宅配サービスと提携して、停車している間に燃料満タンにしてくれるというサービス。USAサンフランシスコで、実証実験中のようです。

この給油サービスは、宅配よりも地味だけど便利かも!注文しておけば家の駐車場に置いている間に、満タンにしてくれるとか良いですよね!
自動車メーカー、ボルボはスマホのアプリを通じたコンシェルジュサービスの提供をテスト中だ。車のオーナーが旅行中や就寝中に、燃料の配達や洗車の代行、車両のメンテナンスサービスが受けられる。(中略)ボルボはこのサービスの実現に向けて、燃料の宅配サービスを手がける企業Filldと提携した。(中略)
ボルボは現在、このコンシェルジュサービスをサンフランシスコのボルボ車オーナー300人を対象に実験中だ。今後、さらに多様なサービスの追加が予定されている。
引用:Forbes 2016/11/25

そのキーとなるのは、まさに「デジタルキー」としてのスマホ

その元になる技術は、今年2月にボルボが発表した「デジタルキー技術」。来年、2017年に車のメカニカルキーを廃止する世界初の自動車メーカーになる、とボルボが発表しています。
ボルボカーズによると、現在のキーの役割は、スマートフォンに移行。ボルボ車の顧客は、スマートフォンに専用のアプリケーションをダウンロード。スマートフォンを身に着けていれば、ブルートゥースによって接続される「デジタルキー」によって、車両のロック解除やエンジン始動が行われるという。
引用:レスポンス 2016/2/21
このデジタルキー技術って、できることを見てみると、トヨタが11月1日に発表したスマート・キー・ボックス(SKB、スマホとクルマの通信中継機)でできることと同じなんですよね。
過去記事:スマホでトヨタ車の鍵を開けられるようになる
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トヨタ、メルセデス・ベンツ、ボルボなど、大中小色んなメーカーが同じサービスへ一斉に舵を切っています。どんなサービスが実用化されていくか、楽しみです。

でもちょっと気になるのが、スマホそのものやアプリで便利になるのは大歓迎ですが、今後スマホを無くした時や壊れた時の利便性のダメージがますます高くなりそうですね。

スマホを落としたり、盗まれたりしないような対策を個人的に考えておかないと、、、と思うのは、まだ気が早いですね。

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ボルボの安全性

Facebookタイムラインで、出てきたボルボの安全性についての解説。
【もっとも厳しい衝突テスト】
スモールオフセット衝突テストは、立ち木や電柱などとの衝突を想定し運転席側の25%だけをぶつけるテストで、世界でもっとも厳しいとされる衝突テストのひとつ。
米国IIHS(道路安全保険協会)では、2013年からこのテストを実施していますが、ボルボでは事故調査隊によるデータからそのリスクを調査・検証しており、850の世代からスモールオフセット衝突を想定した設計をしてきました。
その結果、テスト開始以来、北米で販売しているすべてのモデルで最高評価となる「トップセーフティピック+」を獲得。ボルボの比類なき安全性の高さが実証されました。
引用: Volvo Car Japan / ボルボ・カー・ジャパン Facebook タイムライン
このボルボが言っていることは、実はとても凄いんですよ。

2013年から始まったスモールオフセット衝突の試験ですが、始まった当初、他のメーカーは軒並み4段階中、最低のPoorか2つめのMarginal評価でした。これって言ってみれば、大学受験でいきなり予告されていない科目の試験が本番であったようなもの。ある意味、準備してなければ良い結果がでなくて当然ですよね。

ですが、ボルボはスウェーデン警察と昔から行っている事故現場調査で、このようなスモールオフセットの事故が多いことに気付いており、その対応をもう25年前からやっていた、ということです。(引用の中のボルボ850というモデルは1991年発表)

いかにボルボが実世界での安全性を重視しているかがよく分かります。

フィヨルド地形は事故が多かった

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以前、ボルボのあるスウェーデンの隣国、ノルウェーを旅行した際にガイドさんに聞いたのですが、ノルウェーでは深刻な交通事故が多かったとのこと。

その理由は
  • 国全体がフィヨルドで、起伏が激しく、道が細くて曲がりくねっている
  • フィヨルドで陸地が分断されているため、フェリーで対岸へ移動することが多い(通勤でも)
  • フェリーは遅れると乗れないので、通勤時間帯はスピード違反が多い
ということ。(現在は、徐々に橋やトンネルが整備されてきて昔より減っているそうです)

確かにフィヨルドの地形は、日本の三陸海岸か伊豆半島みたいに入り組んでいて、山からすぐ海になっています。なので、海岸沿いの道はクネクネした細い山道みたいな道路ばかりです。

そんな山道を「フェリーに間に合わない!乗れないと1時間遅刻だ!」ってな感じで、多くの人がかっ飛ばしていれば、深刻な衝突事故が起きますよね。

ノルウェーとスウェーデンは隣国で、大小の違いはあってもフィヨルドだらけの地形も同じ。深刻な事故が多いという必要に迫られて、ボルボの安全性は築き上げられてきたのだと思います。

ちなみにボルボはひっくり返っても、トナカイにぶつかっても大丈夫

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そんな感じなので、ボルボは谷に落っこちてもクルマがつぶれないようにできています。ごろごろ、ひっくり返っても大丈夫。実際に、ごろごろひっくり返す評価はUSAでは実施されています。(上記はその映像写真)

自動車の技術カンファレンスで聞いた話しでは、トナカイ(体重200~300kg!)にぶつかってもクルマは大丈夫だそうです。やはり北欧の国。トナカイとの衝突とか有るんですね。。。

以上、ボルボの安全性について知っていることを書いてみました。

衝突安全については、過去にも書いていますので、良かったら読んでみてください。
安全なクルマが欲しい時に気にすること3つ
テスラのSUV Model Xは、実は構造的に凄い


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